『リヨン植物誌』
商品コード: 1-0066

『リヨン植物誌』

販売価格:
1,800,000円    (税込:1,980,000円)
[DALECHAMPS, Jacques]
Historia generalis plantarum
1587, 1586. first edition. Lyon: G. Rovillius. 2 volumes. 1: (10), 1095 pages, (1), 2: 1097-1922 pages, (72), 36 pages, (3), (1). 1: 1451 woodcuts, 2: 1300 woodcuts. folio.
bound in old fake-vellum.

J・ダルシャン
『リヨン植物誌』(1-0066)

著者ダルシャン(1513-1588)はカン出身の医師・植物学者で、モンペリエでロンドレのもと医学を修め、リヨンで開業し同地に没した。本書は表題紙にダルシャンの名を記載してはいないが、彼の代表著作で、ジャン・ボーアン、ジャン・デスムーランの協力を得て、彼の時代までの植物学的知識を総合したものである。上下2冊の殆ど全てのページにわたって総計3000点近い木版挿絵があり、それだけでも圧巻である。全18書の構成は以下のとおり

第1書:森に野生する樹木、
第2書:灌木・薮の野生果実、
第3書:鑑賞庭園・果樹園の樹木、
第4書:穀類・豆類とそれらの雑草、
第5書:栽培草本とハーブ、
第6書:散形花序植物、
第7書:柔和な花の植物、
第8書:芳香植物、
第9書:沼に生する植物、
第10書:荒野・岩場・砂漠・日向の植物、
第11書:日陰・谷地・沼沢地・肥沃な土地の植物、
第12書:海岸・海中植物、
第13書:攀縁植物、
第14書:アザミや針刺のある植物、
第15書:球根・根茎・節根をもつ植物、
第16書:下剤となる植物、
第17書:毒のある植物、
第18書:異国の植物

以上のように、植物分類の基準として、生態学的(生育地)医学薬学的(効能)さらに形態学的(構造)と3つが混在していることも、ダルシャンが彼以前のあらゆる成果を取り入れた証拠である。 このような、それ以前の研究成果の網羅が後世、植物学の理論的飛躍を準備したと言えよう。
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