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VINACKE, Harold Monk
Modern Constitutional Development in China
1920. first edition. Princeton: Princeton University Press. 1 volume. ix, 280 pages. no illustration. 8vo (145x210).

H・M・ヴィナック
『中国における立憲思想の発達』

マイアミ大学政治学教授である著者が、近現代中国政治史における立憲思想の発展過程を考察したものである。古い伝統を持つ中国古来の秩序が、西洋の影響により揺らぎ始めた清代後期から書き起こし、康有為の朝廷改革運動(3-13-203を参照)や、清朝下での立憲思想の発達を押さえたうえで、孫文ら革命家の立憲思想へと筆を進めている。辛亥革命後の袁世凱の行動など、立憲思想と相入れない君主制などにも触れながら、中国が立憲思想に基づく政府を樹立し、憲法を遵守する近代的国家として新たな歴史を始めた模様が、政治学的に包括的に捉えられている。