近世歴史資料集成7-3:地方凡例録
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商品コード: ISBN978-4-7603-0477-6 C3821 \50000E

近世歴史資料集成7-3:地方凡例録

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50,000円    (税込:55,000円)
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近世歴史資料集成7-3:地方凡例録
近世歴史資料研究会 編

 地方凡例録は、江戸時代後期に高崎藩主松平輝和の命令を受けた郡奉行大石久敬によって著された地方資料(じかたしりょう)で、江戸幕府に夜農村支配政策の詳細を記した行政指導書である。
 1791(寛政3)年に執筆が開始された。書名は第1巻が提出された1793(寛政5)年に藩主松平輝和によって命名された。当初は全16巻の予定であったが、1794(寛政6)年に11巻が完成したところで、大石の病状が悪化したため、やむなく執筆が打ち切られた。明治になって孫の大石信敬によって補訂が加えられた
 以上の経緯から未完に終わったが、当時の地方制度における基本的な項目に関する叙述はほぼ完成していて、当時の武士・役人からも、その内容が高く評価され、水野忠邦もその写本を取り寄せている。さらに、明治政府の内務省においても研究され、近代地方自治制度の確立にも大きな影響を与えた。
 内容は総論から始まり、石高・検地・新田開発・度量衡・義倉など、領主及びその代官・役人が地方(領地)支配を行うにあたっての重要な事柄についての解説が網羅されている。
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