近世絵図地図資料集成 第21巻  千島・樺太・蝦夷(6)
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商品コード: ISBN978-4-7603-0378-6 C3325 \250000E

近世絵図地図資料集成 第21巻  千島・樺太・蝦夷(6)

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250,000円    (税込:270,000円)
『近世絵図地図資料集成 第21巻』 (フル・カラー版)
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内容の紹介

067 蝦夷地図 附ヱトロフ・クナシリ島略図     88.8 × 102.0

明治大学図書館 10-8
他に類を見ない図形をもつ蝦夷図である。地形の描写や地名の記入は、いずれも沿岸のみで、内陸部はほとんど空白である。書き入れ文が多く、内容は蝦夷地の地形、島々の広さ、沿岸や沖合における風の様子、難所の有無、各地への里程、などについて記している。

068 蝦夷地北蝦夷地図  106.6 × 68.7

古河歴史博物館「鷹見家資料」H400
古河藩家老・鷹見泉石が編集作成した蝦夷図である。カラフト島図は間宮林蔵作成図、蝦夷地図は近藤重蔵作成図を利用して仕上げている。各所への里程・航路を載せる。「嘉永二己酉年仲秋愚撰」とあって、嘉永2 年(1849)の作成であることが分かる。「鷹見家資料」の中には、間宮林蔵カラフト島図、近藤重蔵蝦夷図も別に所蔵されている。

069 蝦夷諸島接壌全図①カラフト113.5 × 96.6 ②エゾ145.6 × 112.1 ③千島41.7 × 175.8

北海道大学附属図書館 図類613
沖正蔵は伊勢国白子(現三重県鈴鹿市白子)で代々伊勢型紙商の家に生まれる。通称を安海という。本居大平に師事して国学・儒学・歴史を学び、漢詩や和歌も詠んだ。その正蔵が作成した蝦夷図(3 枚組)である。1 枚は蝦夷地本島・クナシリ島、1 枚は千島列島、1 枚はカラフト島を美麗に描いている。図形は当時流布していたものに基づいているが、カラフト島は不正確である。経緯度線も引かれている。説明文によると、多くの書籍・地図類を参考にして作成したようである。本図は安政3 年(1856)作成の正蔵自筆図であり、さらに函館市中央図書館にも同様に正蔵自筆図(3 枚組)が所蔵されている。

070 蝦夷闔境輿地全図  125.0 × 100.0

北海道大学附属図書館 図類623-1
幕末に刊行された代表的な蝦夷図である。図を描いたのは、浮世絵師・橋本玉蘭斎である。玉蘭斎は貞秀・玉蘭・五雲亭などと号し、鳥瞰図や地図を得意とし、膨大な横浜浮世絵を描いたことでも知られる。本図は大型で美麗なものであったから、大いに流布したようで現存するものが多い。嘉永6 年(1853)版が初版で、翌7 年に再版されている。

071 蝦夷之地略図     37.0 × 50.5

北海道大学附属図書館 軸物113
嘉永7 年(1854)に『蝦夷地理之図』(結城甘泉識)と、同時に付録『蝦夷品彙訳言』という絵入りアイヌ語手引書が刊行された。本図は安政2 年(1855)頃、「地理之図」と「品彙訳言」の中の風景とアイヌ風俗画を合わせて絵図として刊行されたものである。絵画の中に蝦夷図を取り入れた珍しい図である。

072 北海道国郡図    108.0 × 92.0

北海道大学附属図書館 図類704-1
明治2 年(1869)8 月、「蝦夷地」は「北海道」と改称され、11 国・86 郡が設置された。このときから開拓使のもとで北海道の近代化がすすめられることになった。本図は、開拓判官・松浦武四郎の作成になる図で、題言は民部卿・伊達宗城、漢詩は初代開拓使長官・鍋島直正、和歌は2 代開拓長官・東久世通禧である。明治2 年12 月に開拓使から刊行され、大いに流布した図である。

073 北海道国郡略図     37.5 × 51.5

  京都大学附属図書館「室賀文庫」YG21/5-22
072 図についで開拓使から刊行された小型図である。安政7 年(1860)刊行の『蝦夷闔境山川地理取調大概図』(松浦武四郎作成)の凡例を替え、鍋島直正の漢詩を再掲し、新たに国郡名を追加して、明治2 年(1869)に再刊されたものである。

074 校正北海道図    71.0 × 38.0

北海道大学附属図書館 図類665
本図は『校正大日本輿地全図』(橋本玉蘭斎画)に載った「北海道図」を単独で刊行したものである。「明治四辛未十二月官許、同五壬申八月開板、東京書房、山崎清七・瀬山庄助合梓」とある。
図形は松浦武四郎の作成図と同様で、別に「各支配藩主名」も載せている。明治5 年(1872)に刊行されたが、現存の少ない図である。

075 北海道実測図   126.0 × 131.0

北海道大学附属図書館 図類702
開拓使の政策の1 つに、近代測量の実施があった。明治5 年(1872)、アメリカ人ワスソンを測量長に任命し、翌6 年3 月から三角測量を開始した。その後、ワスソンに代わってディが中心となり、荒井郁之助や福士成豊等と共に、全道各地を測量し製図を作成していった。本図はこの時期の近代測量に基づいた「北海道実測図」(縮尺50 万分の1)である。「明治八年十二月、開拓使」の序文が載るが、実際の刊行は翌9 年と推測される。沿岸部はケバ描法によって山地を表し、河川はやっと石狩川のみが上流に延びようとしているだけで、空白部分が多い。
東京銀座彫刻会社から石版印刷された図である。

076 三角術測量北海道之図 53.2 × 55.0

北海道大学附属図書館 図類668
近代測量の成果は、さらに『北海道測量報告』(英文版: 付図9 枚)で示される。付図9 枚の内、「三角術測量北海道之図」(縮尺125 万分の1)は、075 図に比較して、天塩川・石狩川・十勝川が大幅に測量されたことが判明する。序文は先の図とほぼ同じで「明治八年十二月、開拓使地理課」とあるが、実際の刊行は同10 年以降と推測される。本図はこの付図に、さらに「千島列島図」を追加し、国郡界線を入れて国郡名を記入、それを石版彩色刷で再版したものである。

本地図集成(第II期)の特色

(1)江戸時代の政治・経済・文化・地誌・學問を研究するための基本資料集成----基本資料としての江戸時代に製作された地圖群を網羅して集大成。さらに、世界圖や日本圖も整理・分類して、あらゆる研究に活用できる内容構成とした。

(2)丁寧でかつ精密な編纂方式を採用し、フル・カラー版で複製----原圖の内容水準を確保し、閲覧と研究を容易にするために、A2版のフル・カラーで複製。日本全國を國別に分類・整理して、地方史研究にも対応できるものとした。フル・カラーのために、地圖上の詳細な情報を容易にかつ正確に把握が可能。

(3)さまざまな分野で活用できる基本的な資料集成----地圖學のみならず、日本史學、日本文學、民俗學、民族學、地理學、経済學、政治學、土木工學、河川工學、建築史學、環境學、気象學などのあらゆる學問分野で活用が可能。

(4)日本及び世界の地圖製作の歴史が俯瞰できる充実した内容と構成----繪圖・地圖に含まれている豊富な情報量を解析し、その理解を容易にするために、レヴェルの高い書誌情報と、緻密な構成の解説を掲載。これにより、天正年間以降に作成された地圖群の詳細な内容(年記、圖幅名称、編者等、発行者、寸法、形式、所蔵機関請求記号、備考など)と、その発展の歴史が一覧できる。収録する資料は、日本(國立國会圖書館、國立公文書館、都道府県区立圖書館、博物館、大學圖書館など)、海外(米國議会圖書館、フランス國立圖書館、大英圖書館、UCLAルドルフ・コレクション、ブリティッシュ・コロンビア大學ビーンズ・コレクションなど)の地圖群を網羅・整理。

(5)斬新でかつ独創的な編集方針----関東地方の江戸時代以降の発展の歴史を三大水系(荒川水系、多摩川水系、利根川水系)を基軸にして分類し、さらに解析するなどの独創的な手法を採用し、既存の學問方法をさらに発展させた編集方式を提示。

おすすめしたい方々

大學・公共圖書館、博物館、文書館、大學研究室(日本史學、日本文學、経済學、政治學、民俗學、民族學、地理學、地圖學、土木工學、河川工學、建築史學、環境學、気象學など)、地圖愛好家

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